第21回 芸工展2013へようこそ
谷中、根津、千駄木、上野桜木、池之端、日暮里界隈は、江戸・明治の面影を残す寺町、江戸の芸能・職人文化を今に受け継ぎつつ、近代・現代の芸術を育んできた地域です。
このまちを舞台とする芸工展は、「まちじゅうが展覧会場」のキーワードを掲げ続けて21回目を迎えました。
芸工展は、まちに関わり、愛着を持つ作家や職人、そしてまちの人々の表現を、地図を片手にめぐることで、住む人や訪れる人にとって、自分の目や身体でこの界隈独自の魅力を再発見したり、交流の場となることを目指しています。
日頃、生業としてこだわり続けている職人技や、密やかに愉しみに続けている創作活動等をはじめ、窓越しに見える手仕事の光景、お稽古中の三味線や尺八の音、生業を営む元気な声や歓迎の笑顔、そして手入れの行き届いている路地や植木棚から感じる住み手の気概など・・・ これらはすべて、“まちの表現”です。
芸工展2013を通して、みなさまそれぞれに“まちの表現”との出会い、交流を育んでいただけたら嬉しい限りです。
芸工展2013実行委員会